喪中はがきを出すときに、切手が貼られていないハガキを使うことがあります。そのときに、喪中はがきに貼るべき切手の種類やマナーには、どんなことがあるのか知っていますか?葬式に参列してくれた人も含めて、年賀状を毎年出している人やもらう人に年賀状を作成する前になるべく届くようにし、感謝の気持ちと年賀欠礼のお知らせをします。お世話になった人に失礼のないようにするために、喪中はがきに貼る切手の種類やマナーについてまとめました。

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喪中はがき・切手の種類やマナー

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喪中はがきを送付するという習慣が定着したのは、結構最近のことらしく、地域によってマナーが若干違うようです。年賀はがきを出すことを定着させたのは郵便局で、明治14年くらいから始まった風習ですが、喪中はがきはもう少し新しくて、明治31年に英照皇太后の大喪があり、このときに年賀状の欠礼はがきを出すのが始まったそうです。

喪中はがきをどこまで出すのかも親族の考え方によって違って来るようですが、二親等まで喪中はがきを送付するというのが一般的です。最近は、一親等や故人と親しい人だけに出すという人も多くなりました。喪中はがきは派手な色合いは好まず、薄い色で背景を飾るのが一般的で、通常の墨より薄い色を使用するのは涙で墨が滲んでいることを表し、悲しみに暮れている、喪に服しているという意味合いがあります。

そのような、喪中はがきに貼る切手も派手な物よりは弔事用の切手の種類を使ったり、マナーがありますので紹介します。

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喪中はがき・切手の種類

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葉書は、郵便局に行けば手に入るように思いますが、喪中はがき専用というのは売っていません。自分で無料テンプレートをダウンロードしてパソコンで作成して印刷・プリントするか、自分で手書きするか、業者にお願いするかになります。ハガキには、通常はがきとインクジェットはがきがあり、印刷するときにはインクジェットを使うと綺麗に印刷することができます。

切手が印刷されていますが、通常だと山百合か山桜ですが、胡蝶蘭のデザインも用意されています。印刷されている切手の柄は、あまり気にしなくてもマナー違反にはなりませんが、胡蝶蘭を利用したほうが喪に服しているという印象を与えることができるため使われています。

郵便局が、喪中はがきに貼る切手として用意している弔事用の花紋様があり、紫の地に灰と白の花が散っている花文様の切手で、シックな色合いが喪中はがきにぴったりです。花紋様が弔事用とされていますので、こちらの弔事用切手を喪中はがきに貼って送付するといいですが、必ずしも弔事用切手にこだわる必要はありません。

喪中はがき・切手が買える場所

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無地のはがきや切手、イラストや挨拶文が印刷されている喪中はがきを購入するなら、

・郵便局
・コンビニ
・文房具店
・スーパー

などで販売されていますので購入することができます。

通常のはがきでも良いですが、「喪中はがきで使いたい」と郵便局の窓口で言えば胡蝶蘭の切手が印刷された切手付きはがきを用意してくれます。値段は普通のはがきと同じ62円で販売しています。

切手なしの私製はがきを利用するときは切手を貼る必要があります。切手は弔事用花文様が売られていますので、それを貼り付けて送付します。特に切手の柄まで気にしなくても大丈夫ですが、キャラクター模様や派手な柄は弔事用に向いていませんので、花文様以外の切手を喪中はがきに貼るときは、なるべくおとなしい柄や無難なものを選ぶようにします。

喪中はがきの切手のマナー

喪中はがきに切手を貼るときには、貼る場所にルールがあります。これは、「内国郵便約款」というものがあり、その中の第2節 料金の支払 第42条3項で定められています。

郵便物の料金及び特殊取扱の料金を郵便切手で前払をするには、郵便物を料金別納とする場合及び内容証明料(点字内容証明とする場合の書留料を含みます。)を支払う場合を除き、郵便切手を郵便物(荷札を含みます。)の表面の左上部(横に長いものにあっては、右上部)にはり付けていただきます。ただし、その表面の左上部又は右上部に郵便切手をはり付ける余白がないときは、その表面の適宜の箇所にはり付けることができます。

喪中はがきに郵便切手を貼るときは、表面の左上部に貼り付けることがマナーとなっています。

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さらに、貼る範囲についても指定されており、左上部の場合には縦7.0cm×横3.5cmの範囲内に貼る必要があります。これは、切手に消印を押せる範囲となっていて、この枠から出てしまうと切手に消印が押されないためです。

切手の選び方としては、胡蝶蘭の弔事用切手が多く貼られていますが、これにこだわることはありません。喪中はがきに使われている

・イラストの柄と合わせたり
・文章の内容に合わせたり
・季節感に合わせたり

すると、印象に残る喪中はがきになります。

郵送する量が多いときに便利な料金別納

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喪中はがきを発送する枚数が大量になるとき、1枚1枚に切手を貼るのはとても時間と手間が掛かります。そこで郵便局では、切手を貼る手間を省けるように料金別納という制度があります。

10通以上同じ料金のはがきを出すことが条件で、料金別納のマークは宛名を印刷するときに一緒に印刷することができます。料金別納マークには表示方法にルールがあり、丸は直径2cm~3cm、四角は縦・横の幅が2cm~3cmで。省略することもできますが、上部に差出事業所名を記入するときは、差し出す郵便局名を記入します。例えば、銀座郵便局へ出す場合は銀座局と書きますが、勤めている会社名を書くのかなぁと勘違いすることがあるので注意しましょう。

下部には料金別納郵便と記載します。自分でマークを自作したのを使うことができますが、面倒なのでテンプレートからダウンロードして使うのが楽で間違いがありません。後納郵便と違って手続きが必要ないので、料金別納は故人でも気軽に利用することができます。

喪中はがき・切手の交換方法

喪中はがきを自分で作るときに、印刷面を間違えたり、インクにじみがあったりして送付することができないようなハガキ、いわゆる書き損じハガキや不要になった未使用の切手・はがきなどは手数料を支払うことで交換することができます。ただ、郵便切手やハガキの料金を表している部分が切れていたり汚れて読めないと交換してくれません。普通に書き損じや印刷ミス、宛名を間違ったなどは交換してくれます。切手を大量に買って余ってしまっても同じように交換できます。

年賀はがきを買ってしまってからご不幸があり、必要なくなってしまったものは無料で交換してくれます。通常はがきに交換してもらい、喪中はがきを印刷するのに使うといいです。切手に交換もでき、弔事用の切手に交換することもできます。郵便局の窓口に行かなければいけませんが、そのまま捨ててしまうより有効利用するのがいいです。

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最後に

喪中はがきは、通常のはがきを利用して「自分で作成する」か「業者に依頼して作成」してもらうかのどちらかになります。通常のはがきは、日本郵便が発行している切手付きの葉書を利用するのがおすすめです。切手部分の柄が気になる人は、ヤマユリや山桜の他に、胡蝶蘭が用意されています。胡蝶蘭は通常葉書とインクジェット用の両方があります。

切手なしの私製はがきを利用するときは、10枚以上で別納料金が利用できます。料金を一括で払えますし、切手を貼る手間がなくなります。切手を貼るときは、弔事用の切手が郵便局で購入することができます。

切手やはがきを購入するのに郵便局まで行くのが面倒なときは、郵便局の切手SHOPを利用するといいです。10枚単位での注文になりますが、5000円以上の注文で配送料無料になります。他の通販と違い、配送時期がクレジットカード支払いで約1週間後、振り込みで入金確認後約10日後となっていますので、喪中はがきの作成に余裕があるなら切手SHOPを利用してもいいと思います。



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